(photo by 足成)
部屋の相と心の相
部屋が散らかってると妙に気持ちが落ち着かない、なんてことはありませんか。
「部屋の状態が、その人の心の状態を表す」と言われたりもしています。
つまり気持ちが不安定な状態「寂しい、不安、混乱」といった心理状態にあると、部屋が散らかりやすいというわけです。
著者の経験を振り返ると、確かに部屋が散らかってる時は気持ちが不安定であったり、考えがなかなか上手くまとまらなかったりします。
そんな時は思い切って部屋の片付けをすると、不思議と落ち着いたり考えがまとまりやすくなったりします。
部屋が散らかるのは不安定だから?
では部屋が散らかっている時はいつでも常に精神的に不安定な状態なのかというと、著者自身としては、そうでもないかな? という感じはします。
気持ち・心理状態の表れという以外に、単純に面倒臭がりな性格や、今までに育ってきた家庭環境の中で、整理整頓するという習慣が身に付いていなかったために、部屋が散らかったままという人もいます。
ちなみに著者の性格はどちらかと言えば面倒臭がりな性格です。
小さい頃から親に「何か出したら片付けなさい」とよく叱られたりもしました。
ただ、それで整理整頓の習慣が身に付いたかと言えば、やはり面倒臭さに負けやすく、いまだに部屋は散らかりやすい状態です。
ここから、著者としては部屋の散らかり具合はその部屋の主の心理状態を表している、と限定的に断言するよりも、不安な心理状態を表している時もあれば、そうではなくその部屋の主の性格や習慣的なものを表しているだけの時もある、という程度に留めておこうと思います。
部屋と心は相互に影響を与えている?
こんな面倒臭がりでだらしない著者でも、時々頑張って部屋の片付けをします。
そうして額に汗して片付け終わる頃には、まるで自分が新たに生まれ変わったかのような錯覚に陥るから不思議です。
なんてことはまるでない。
今のは少し大げさでしたが、先程も思い切って部屋の片付けをすると気持ちが落ち着いたり、考えがまとまりやすくなると言いました。
もしこれが本当なら、部屋は気持ちの状態を表しているだけではなくて、部屋に手を加えることで今度は逆に心理状態に影響を与えることができるということになります。
つまり「寂しい、不安、混乱」という気持ちになっている時は、ついふさぎ込みがちになりますが、思い切って部屋の模様替えや掃除、整理整頓をする方が効果的かもしれません。
気持ちや心の整理はなかなか難しいものです。
何せ形がなくて、手に取って片付けることのできないものですから。
ですが、部屋は違います。
形があって、手に取って触れます。
あくまで「部屋と心の相は互いに影響し合っている」という仮定が前提にはなりますが、著者の経験を振り返るに決して的外れでもない発想ではないかな~と、ゆる~く思っています。
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